遡行

虚無感、義務感、不毛感はどこまで無くせるのか

雑感

巨大な真実の統一体と知性

一人ひとりの人間はそれぞれ固有の真実の体現者であり、社会全体としての真実の体現形態が後に時代と呼ばれる。 そして時代の連なりの様態が、より深遠な真実として後代の人間の前に投げかけられる。 たかが一時代のたかが一人の人間からは、希薄な意味と片…

構造の機能に関する雑感

構造に身を置くことは、程度の差こそあれ ​欲求の範囲、感情の種類および激しさ、認識の深度、その他さまざまな人間的要素に制限をかけ秩序づけられること だと考える。「られる」というのが核心。 例えば日本社会という構造に身を置き続ける限りは ​異人種…

世界の目的

わざわざ生まれては わざわざ孤独に生きるわざわざ死にゆくために わざわざ意志に生きる徒労の色と悲願の味の根底にあるのは無駄さである「人間は無駄なことをしうる」という誤謬が人間を「わざわざ」苦しめている 遠回りであるようで 最短距離を行っている…

虚勢への戒め

なにか特別なことを書こう。なにか良いことを言おう。なにか自分以上のものを創ろう。 そういう力みは奏効しない。 何らかを発すること、それは自分を生き映すことなのだから、発するものは既に準備されていなければならない。 私たちの言葉や作品はすべて、…

存在の無垢

この世の唯一解。それは「解などない」という解。真理はないことに気付くことのできた人間は、出会う人一人一人の徹底観察を怠らない。なんせ「真理はない」のだから、人間に普遍的な性質もまたない(あったとしても言語化は出来ない)。過去に蓄積されてきた…

井の中の蛙

井の中の蛙は'大海'において快感情を抱くことはできない。快感情を得ようと思ったらいつでもとある井戸に'もぐりこみ'引きこもる必要がある。その際蛙に引きこもっているという自覚はない。逆にいえば、引きこもりの自覚がある限りは快感情はもたらされない…

マジョリティ vs マイノリティで一番批難されるべきは

意見を軽々しく変えるマジョリティに虫酸が走る 小学生の頃自分をいじめていた奴と大人になってから会い、「あのときは本当に悪かった」なんて頭を下げられる。 いやいや、今更謝られても、失われた時間、蹂躙された純真さは戻らないんだが?それならいっそ、…

読書で頭は良くならない、しかも微塵も

まえおき もちろん、タイトルに異論を唱える人は山ほどいるだろう。「私は本を読んで頭が良くなったぞ」と自負している人がたくさんいることは僕も知っている。 頭の良さという言葉の定義は人それぞれで微妙に異なるから、ここでは言葉の定義から順を追って…

客観的思考への3つの困難性

客観的思考はどうしたら出来る? 自分という存在からなるべく離れた所で( ≒ 客観的に )思考するにはどうすればいいか?これは多くの人にとって重要なテーマだと思う。 客観性を損なうもののひとつはレッテル貼りだ。 たとえば僕は気持ち悪い理系大学生男子だが…

日記の是非

------------------------------------------------------------------ 日記なんて書いて何になる?いいようのない、ナルシシズムへの嫌悪が根底にある。残しておくような価値が今日という日にあるか?んなもんあるか。あってたまるか。1人の人間の一日の事実…

像と残像としての世界

現象を単に像とみなそう。すると、あらゆる現象には残像とでもいえるものが伴うようにみえる。像には残像が伴うから。 感情には残像がある。念願叶った翌朝も喜びに浸れるのは、達成感に残像があるからだ。悲しみはおいそれと癒えない。悲しみの残像は週単位…

知識詰めについて

ねんどの塊を目の前にして「自由に造形してください」という課題を与えられたとする。あなたは自由に発想して、動物なり彫像なり、完成像に向けて手を動かし始める。 ふと横を見ると、同じ課題を与えられた別の人が、ねんどベラを使ってねんどをいじっている…

結果 << 過程の話

結果は過程より重要ではない。 私たちはともすれば「結果が全て」という殺伐とした価値観に陥りがちだが、それには主に2つの理由がある。 資本主義社会の構造が精神に投射されるから 過程のもたらしてくれた充実や価値を結果にみてしまうから 論点1 資本主義…

嫌われる勇気の正当化条件

「嫌われる勇気」はいついかなる時でも発揮していいわけじゃなさそう、じゃあどんな時にどんな風に発揮していいものか?がテーマ。1061字。 典型的日本人気質の持ち主は、周りの人に嫌われまいとしてあれこれ思い悩む。 ある日彼はとある書籍と出会う。「嫌…

挫折と足場

音楽とだけ戯れていたいけれど、才能がなければそういうわけにもいかない。 音楽的才能に恵まれかつ研鑽を重ねる人たちの足場となるのが私の望みであり願いだ。 いつの時代も人類は、天才とその足場に二分される。 天才は独りでは天才たりえない。数え切れな…

孤独と順応

りんごを美味しく味わおうと思ったら、色々な選択肢がある。アップルパイ。手作り果汁100%ジュース。有機栽培の高額なりんごのお取り寄せ。 どれももちろん素晴らしいが、私が一番美味しいりんごの味わい方を伝授しよう。 断食直後に食べることだ。スーパー…

「閉塞できない人」が閉塞感を振りまく

悪政に導かれる民衆、という構図は見誤りで、怠惰な民衆をしょうがなく導く政治、の方が日本の現状をよく表している。責任転嫁だけに長けた愚者に対して、誰かが悪役を演じ、矢面に立たなければならない。今はそれが首相というだけ。 働き方改革が本当に必要…

結晶の飽和

音楽でも文章でも、文化的なものは何でもそうだが、私たちが楽しめる形、感覚できる形となる前にそれは、個々の素材(概念)だった時期を経ている。 つまり、個々の概念の単なる寄せ集めでは意味がない。素材を選択し配列することで個々の総和以上の価値を持っ…

やる気は出るもの

「やる気を出す方法」なんて言葉で溢れている昨今。 もういい加減うるさいよ。もう聞き飽きた。私はなんとしても「やる気は出すもの」という価値観を破壊したくなってくる。 そう。「やる気は出すもの」とはあくまでひとつの価値観、信仰であって、真実では…

わかってないのはいつも自分の方

人間はガラクタじゃない。一見どんな好ましくない性質を備えた人間にも、道理があり心情があり、一貫性があり背景があり、故郷があり親があり、本質があり信条がある。 それら真実を根も葉もない想像でうやむやにし、都合の良いレッテルで分類し、価値を好き…

過去はすべて自分のベスト

後悔はどこから生まれるか。 それは、自分はもっとできたという思い上がりから生まれる。 後悔している人の典型的な態度はだいたいこんなものだ。 「自分はやりようによってはもっとうまく立ち回ることができた」 「自分の能力にとって、現在地点はふさわし…

直観的に合わない人とは絶対に合わない理由

「合わない」ことの背景 私たちがある他者を自分と「合う」と思うとき、私たちはそこに自分の求めるものが得られる構造を見ている。 私たちがある他者を自分と「合わない」と思うとき、私たちはそこに自分の優位性が危ぶまれる構造を見ている。 要するに私た…

理想主義者への施術について

「理想は叶うもの」と思い上がる能力は、歳を重ねるごとに衰えていく。「理想は叶わないもの」という判例が増えるにつれて。 自分という存在をきらびやかに飾り立てていた空想、夢想、理想、そんなものが次々に剥がれ落ちて、みすぼらしい矮小な自分をいつか…

感情は一夜の夢

感情と論理は両立困難 生きていく上で何度も行う意思決定。もしその意思決定が本来得られたはずの一貫性や論理性に欠け不完全なものだとしたら、それは感情のせいといってほぼ差し支えない。 このことは脳科学的に証明されつつある。論理的思考と感情の発露…

積極的消極性1

批判的に物事を見ることは、生産性や効率性の向上のためには欠かせない反面、批判主義一辺倒だとその批判の価値(正当性)が危ぶまれる。それはひとえに、批判することを前提にして意見を述べる人種の存在のためだ。 かといって物事の良い側面だけを見る「ご機…

SNSの負の側面を書くよ

SNSの悪い使い方をクローズアップして列挙する。良さなんて誰にでもわかっているような時代だから、悪さの方(悪さすらも今更感がほとばしる)。だが現にSNSには悪さがはびこっているから、こうしたらいいのにという考えも添えてつらつら書く。 自分の信仰を強…

人生はフラクタル

人生の豊富な比喩可能性 人生は〇〇に似ている、という文は質を無視すればいくらでも書ける。〇〇をランダムに決めてもおそらく書ける。 人生は建築に似ている。土台(基礎)はその人の信条にあたる。土台が確固たるものであればあるほど、その上への組み立て…

思ったことを思ったままに口にしていい理由

たまには推敲なしの駄文もいいよね。いつもは推敲ありの駄文。それすなわちただの徒労。 推敲なしの何がいいかというと 執筆時間の劇的削減 飾らないぶん文体の透明感が増す 結局その方が読み手に伝わるということもある 考えながら書くと思ってもみないこと…

時間軸によこたわる孤独

多様性の偉大さ 孤独な人間がこうむる必然的な損失に、こういったものがある。 他者のフィードバックを得られないために思考が非実践的になりがち 人格の多様性(相互作用)から得られる数々の恩恵に全くあずかれない 実社会においては「三人よれば文殊の知恵…

感慨と存在の矛盾

啓示? 先日、ちょっと印象的な出来事がありました。 静まり返った大学構内でのこと。2階の階段の踊り場あたりから、コツコツと何かを叩くような音が聞こえるのです。ほぼ無人でしたから、人ではない。そもそも人の発する音ではない。私は音の源を確かめたく…