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のべつまくなし

哲学と人生

マイノリティと現代音楽

同じ長三和音がある調ではドミナントなのにある調ではトニック。物理的に同等なはずの音響現象が安心も不安も演出する。 これはおかしい。おかしいことを人間は(ある程度の確信を持って)平気で許容する。つまり人間はおかしな生き物なのだ。 このおかしさが…

嫌われる勇気の正当化条件

「嫌われる勇気」はいついかなる時でも発揮していいわけじゃなさそう、じゃあどんな時にどんな風に発揮していいものか?がテーマ。1061字。 典型的日本人気質の持ち主は、周りの人に嫌われまいとしてあれこれ思い悩む。 ある日彼はとある書籍と出会う。「嫌…

挫折と足場

音楽とだけ戯れていたいけれど、才能がなければそういうわけにもいかない。 音楽的才能に恵まれかつ研鑽を重ねる人たちの足場となるのが私の望みであり願いだ。 いつの時代も人類は、天才とその足場に二分される。 天才は独りでは天才たりえない。数え切れな…

孤独と順応

りんごを美味しく味わおうと思ったら、色々な選択肢がある。アップルパイ。手作り果汁100%ジュース。有機栽培の高額なりんごのお取り寄せ。 どれももちろん素晴らしいが、私が一番美味しいりんごの味わい方を伝授しよう。 断食直後に食べることだ。スーパー…

「閉塞できない人」が閉塞感を振りまく

悪政に導かれる民衆、という構図は見誤りで、怠惰な民衆をしょうがなく導く政治、の方が日本の現状をよく表している。責任転嫁だけに長けた愚者に対して、誰かが悪役を演じ、矢面に立たなければならない。今はそれが首相というだけ。 働き方改革が本当に必要…

結晶の飽和

音楽でも文章でも、文化的なものは何でもそうだが、私たちが楽しめる形、感覚できる形となる前にそれは、個々の素材(概念)だった時期を経ている。 つまり、個々の概念の単なる寄せ集めでは意味がない。素材を選択し配列することで個々の総和以上の価値を持っ…

やる気は出るもの

「やる気を出す方法」なんて言葉で溢れている昨今。 もういい加減うるさいよ。もう聞き飽きた。私はなんとしても「やる気は出すもの」という価値観を破壊したくなってくる。 そう。「やる気は出すもの」とはあくまでひとつの価値観、信仰であって、真実では…

わかってないのはいつも自分の方

人間はガラクタじゃない。一見どんな好ましくない性質を備えた人間にも、道理があり心情があり、一貫性があり背景があり、故郷があり親があり、本質があり信条がある。 それら真実を根も葉もない想像でうやむやにし、都合の良いレッテルで分類し、価値を好き…

過去はすべて自分のベスト

後悔はどこから生まれるか。 それは、自分はもっとできたという思い上がりから生まれる。 後悔している人の典型的な態度はだいたいこんなものだ。 「自分はやりようによってはもっとうまく立ち回ることができた」 「自分の能力にとって、現在地点はふさわし…

直観的に合わない人とは絶対に合わない理由

「合わない」ことの背景 私たちがある他者を自分と「合う」と思うとき、私たちはそこに自分の求めるものが得られる構造を見ている。 私たちがある他者を自分と「合わない」と思うとき、私たちはそこに自分の優位性が危ぶまれる構造を見ている。 要するに私た…

理想主義者への施術について

「理想は叶うもの」と思い上がる能力は、歳を重ねるごとに衰えていく。「理想は叶わないもの」という判例が増えるにつれて。 自分という存在をきらびやかに飾り立てていた空想、夢想、理想、そんなものが次々に剥がれ落ちて、みすぼらしい矮小な自分をいつか…

感情は一夜の夢

感情と論理は両立困難 生きていく上で何度も行う意思決定。もしその意思決定が本来得られたはずの一貫性や論理性に欠け不完全なものだとしたら、それは感情のせいといってほぼ差し支えない。 このことは脳科学的に証明されつつある。論理的思考と感情の発露…

心の重荷について

実存主義⇆本質主義 「心の重荷をおろす」という表現がある。 「世界にあるのはただただ解釈であって、現象があるわけではない」という実存主義の立場につくなら、「重荷を抱えている人」は世界に重荷を背負わされているのではなく、勝手に世界に「自分が重荷…

積極的消極性1

批判的に物事を見ることは、生産性や効率性の向上のためには欠かせない反面、批判主義一辺倒だとその批判の価値(正当性)が危ぶまれる。それはひとえに、批判することを前提にして意見を述べる人種の存在のためだ。 かといって物事の良い側面だけを見る「ご機…

誰も傷つけまいと欲張ると誰かを傷つける

他人をある程度傷つけ、悲しませ、苦しませることなしには、その人と真摯につき合うことはできないと思っている。ということは、自分自身も他人から相当程度苦しめられても、傷つけられても、悲しまされてもしかたないということだ。 - 中島義道『不幸論』 -…

なまくらパンチで何を守れる

日本では無宗教者が多い。宗教の教義から授かることのできるような稀有な教訓や行動指針というものには、あまり馴染みがない。 それなので、無宗教な人は教訓を試行錯誤的に、ひとつひとつ別個に編み出すとともに社会の中で拾い集めることで、独自の信仰の総…

全ての成功哲学に唾吐く

この記事の要旨 成功哲学本に翻弄され、多大な時間を空費してきた私だからこそ、その手の本がいかに低俗かをお伝えできるのです。 書店にゴミを並べるな 「成功哲学」 「〇〇力」 「□□における鉄則」 「知らないと損する△△」 大半の日本人が思考停止的にこと…

悲しみの解像度

国境線の長さは、測定に使用した長さの単位によって異なる。かつてスペインとポルトガル間では、国境線の長さを巡って一悶着あったらしい。 数学的に言うと「細分の幅によって近似精度が異なる」となる。 http://mathtrain.jp/daikeikinji この画像で言うと…

知性と幸福感

人々の4つの態度 人生における「決して解決できない問題」に対する人々の態度を、問題意識の有無と快感情の程度によって4つに分ける。 問題意識感情 快 不快 あり 1← ←2↓ なし 3→ →4↑ 矢印は移行可能性(後述) 大抵の人間は問題意識がないか、あってもそこか…

やさし過ぎる人間の末路

甘やかせばつけあがる点では、人間はすべて子供みたいなものだ。だから人に対しては寛大過ぎても、やさし過ぎてもいけない。(中略)少々ぐらいはないがしろにするような毅然たる行動に出ても、そうそう友を失うものではないが、あまりに親切で気がつき過ぎる…

SNSの負の側面を書くよ

SNSの悪い使い方をクローズアップして列挙する。良さなんて誰にでもわかっているような時代だから、悪さの方(悪さすらも今更感がほとばしる)。だが現にSNSには悪さがはびこっているから、こうしたらいいのにという考えも添えてつらつら書く。 自分の信仰を強…

人生はフラクタル

人生の豊富な比喩可能性 人生は〇〇に似ている、という文は質を無視すればいくらでも書ける。〇〇をランダムに決めてもおそらく書ける。 人生は建築に似ている。土台(基礎)はその人の信条にあたる。土台が確固たるものであればあるほど、その上への組み立て…

思ったことを思ったままに口にしていい理由

たまには推敲なしの駄文もいいよね。いつもは推敲ありの駄文。それすなわちただの徒労。 推敲なしの何がいいかというと 執筆時間の劇的削減 飾らないぶん文体の透明感が増す 結局その方が読み手に伝わるということもある 考えながら書くと思ってもみないこと…

誰もが独自の才能を持っている: 知っておくべき9種類の知性

参照記事 www.lifehack.org 9種の知性の科学 Gardner の著書 Frames of Mind: The Theory of Multiple Intelligences によれば、9種の知性はあなたの強みと弱みの特定に大いに役立つ。 9種の知性とは、私達を知的に見せる9種類の能力であり、以下のように分…

時間軸によこたわる孤独

多様性の偉大さ 孤独な人間がこうむる必然的な損失に、こういったものがある。 他者のフィードバックを得られないために思考が非実践的になりがち 人格の多様性(相互作用)から得られる数々の恩恵に全くあずかれない 実社会においては「三人よれば文殊の知恵…

感慨と存在の矛盾

啓示? 先日、ちょっと印象的な出来事がありました。 静まり返った大学構内でのこと。2階の階段の踊り場あたりから、コツコツと何かを叩くような音が聞こえるのです。ほぼ無人でしたから、人ではない。そもそも人の発する音ではない。私は音の源を確かめたく…

愚かしさを愚かしく捉えることの愚かしさ

人間は愚かな生き物だ。 以下では、「人間は欲求が生じればそれを充足させたがる」「あらゆる人間には多少なりとも欲求がある」ことを大前提としている。 人間の愚かしさの根源は、他者の存在によってしか欲求を充足させられないという原理にある。仮にこれ…

検索エンジンの価値を疑うこと

検索エンジンによる情報収集は今や当たり前になったが、目的によっては検索エンジンは手段として最適ではない。私がそう思う理由を書いていく。 需要と供給の原理が世界の根本だ 資本主義に深く根付いた需要と供給の原理は、経済学の根底どころか、私たちの…

自分に負けるくらいなら野垂れ死のう

私は負けた。途方もない回数負けてきた。 誰にも負けたくないという競争心に負けた。世間体を納得する水準に保ちたいという虚栄心に負けた。欲望に負け続けた。欲望を即時に充足させることをしないだけの忍耐力は腐るところまで腐った。 人生を振り返ると概…

ショーペンハウアー『読書について』

書籍 ショーペンハウアー『読書について』のメモ書きです。 * ()内はページ数。 学ぶ→考え抜く→「知る」→初めて徹底的に考えられる(6) 世界という書物を直接読破する(8) もともと自分の抱く基本的思想にのみ真理と生命は宿る(8) 生き生きとした自らの思想の…

三角形であれたら

自分を定義するとはどういうことか、よく考える。 最近読んだ本に二分論という言葉があったので、ちょっとそこから話を膨らませてみたい。 この世はわかるものとわからないものだけで出来ているとする。「だけ」というのが大切。 私とは、世界のわかり具合で…

怒りは報われるか

怒りは報われるか否か。 その前に、そもそもの分岐点として、怒りを表出させるか否か。表出させるとしたら、怒りの対象となる人物、または怒りの対象を生み出している更に他の対象に、怒りが伝わらなければ、報われるか否か、という段階に話が進まない。 い…

9時間勉強するための必要条件19個

以下、一覧です。 はじめに 糖分を常備する 時間のスイートスポットを見つける 良い姿勢を意識する 血行不良に留意する 携行品を確認する 同一科目は長くても3時間 耳と口と手も使う 嫌いな科目ほど早期に片付ける どうしても集中が切れたらテコ入れ 自分よ…

セロトニンシステムについて1

セロトニンとは セロトニンとは、脳内物質であり、主に私達の「睡眠の質」と「活動レベル」を左右します。私達が「よく眠れて」「活発に活動できる」とき、脳内ではセロトニンが正常に分泌されています。セロトニンが幸福ホルモンなどともいわれるゆえんで…

一般的に有効といわれるがわたしには効かなかった うつ療法と本当に有効な療法

はじめに 筆者がいう"有効な療法"とは、「ひとりで、うつっぽいままうつっぽさを治す」ための方法のことです。いつどこでうつっぽくなっても、誰にも頼らず、機械的に、自在にうつから復帰できる方法を見つけないことには、本当にうつを克服したことにならな…

心の動く音楽に出会うただひとつの方法

五感に訴えるのは思考の水準を安定させるのに有効だ。その中でもこんにち手軽かつ有効なのは嗅覚、聴覚の利用だろう。よほどの思い込み、理論武装や凝り固まった主義思想がない限り、ヒトは聴覚・嗅覚への刺激に対してその反応を制御することはできないある…

天才について

天才性にともなうもの、あるいは天才性そのもの 1.他人の認識の世界にはびこり闊歩する性質。凡人は滅多なことでは他人の思考の対象になることはない。たまになるとしてもせいぜい、嫌悪感、敵意、反感、自己投影の対象にすぎない。それに対して天才は、安々…